「テキーラってアガベだけで作られるんじゃないの?」——100%アガベのプレミアムテキーラでも、実は添加物が入っている可能性があります。意外と知られていないテキーラと添加物の関係を解説します。
メキシコの法律で添加物は「合法」
テキーラの添加物は違法ではありません。メキシコの法律では内容量の1%まで添加物の使用が認められています。伝統製法でも味や香り、見た目を整えるために使われることは珍しくなく、使うこと自体が品質の良し悪しを決めるわけではありません。
使われる代表的な4つの添加物
カラメル色素:色合いを調整して見た目を整えるもの。レポサドやアネホで、ロットごとの色のばらつきを均一にする目的で使われることがあります。
オーク(樽)エキス:熟成感やコクを補うために加えられることがあります。樽熟成の風味を補強する目的です。
グリセリン:口当たりをまろやかにし、なめらかな飲み心地を演出します。
シロップ系:風味や甘みの調整に使用。アガベシロップなどで味のバランスを整えます。
厄介なのは「表示義務がない」こと
問題は、使った添加物をラベルに表示する義務がないということ。ボトルの裏を見ても「添加物入りかどうか」は判断できません。
「100% de Agave」はあくまで原料のアガベ比率の話であって、添加物の有無とは別。100%アガベ=完全無添加とは限らないのです。
「無添加」表記にも大きな議論がある
近年「Additive-Free(無添加)」を掲げるブランドが増えていますが、この表記には議論があります。ある有名ブランドが"無添加"表記を使おうとして、規制団体に禁止されたケースも報じられています。
背景にあるのは製造工程の複雑さ。樽熟成の過程で添加物の成分に近いものが自然発生することがあり、意図的に加えていなくても完全な「ゼロ」を証明するのが難しいという事情です。
確認したいならCRTを参考に
添加物の有無を厳密に知りたい方は、メキシコの**テキーラ規制委員会(CRT)**の認証や判断を確認するのが最も確実です。第三者機関の検査結果を公表しているケースもあるので、気になるブランドがあれば調べてみてください。
まとめ
テキーラの添加物は合法だし、使うこと自体が悪いわけでもありません。ただ表示義務がないため消費者が判断しづらいのが現状です。
自分の基準で納得して選べるようになると、テキーラがもっと楽しくなるはずです。
テキーラで一体感を生み出そう。一体感テキーラ。