テキーラのボトル、なんとなく選んでいませんか?
実はラベルを見るだけで、そのテキーラについてほとんどのことがわかります。チェックすべきポイントはたった3つ。これを知っているだけで、テキーラ選びの目線がまったく変わります。
① 「100% Agave」の表記——最も重要なポイント
ラベルのどこかに「100% de Agave」と書いてあるかどうか。これがテキーラ選びで一番大事なチェックポイントです。
この表記があるテキーラは、ブルーアガベだけを原料として造られた「プレミアムテキーラ」。アガベ本来の香りと甘みが楽しめ、クリーンな飲み心地が期待できます。
一方、この表記がないテキーラは「ミクストテキーラ」と呼ばれ、ブルーアガベ以外の原料や糖分が最大49%まで使われている可能性があります。サトウキビやトウモロコシ由来の糖分でかさ増しされていることもあり、風味が単調になりがちで、翌日にも残りやすいと感じる人が多いタイプです(※個人差あり)。
「テキーラ=悪酔いする」というイメージの原因は、多くの場合このミクストテキーラ。「100% de Agave」の表記があるかないかで、テキーラの体験はまったく別物になります。
② 熟成の種類——味の方向性がわかる
ラベルには熟成カテゴリも記載されています。テキーラは熟成期間によって4つに分かれ、それぞれ味も見た目もまったく違います。
ブランコ(Blanco):熟成なし。透明で、アガベ本来のフレッシュな香りとキレが特徴。ソーダ割りやカクテルにも最適。
レポサド(Reposado):2ヶ月〜1年の樽熟成。まろやかさとほのかな樽の香りが加わる。
アネホ(Añejo):1〜3年の樽熟成。バニラやキャラメルのようなリッチな味わい。ストレートやロックで。
エクストラ・アネホ(Extra Añejo):3年以上の長期熟成。最も深い味わいと濃厚な風味。
どちらが優れているということではなく、好みの問題。爽快に飲みたいならブランコ、深みを楽しみたいならアネホ。迷ったら飲み比べてみるのが一番です。
③ NOM番号——蒸溜所の「身元証明」
ラベルのどこかに「NOM」に続く4桁の数字が記載されています。これはメキシコ政府に登録されたテキーラ蒸溜所のID番号で、どの蒸溜所で造られたかが一目でわかる仕組みです。
面白いのは、違うブランド名のボトルでもNOM番号が同じなら製造元は同じということ。実はひとつの蒸溜所が何十、何百ものブランドを製造しているケースも珍しくありません。
「このブランドとあのブランド、実は同じ蒸溜所だったんだ」——NOM番号を調べると、そんな発見があります。逆に、知らないブランドでもNOM番号を見れば味の方向性がある程度予想できるので、テキーラ選びの強力な手がかりになります。
この3つだけで、テキーラ選びが変わる
まとめると、テキーラのラベルで見るべきは3つ。
「100% de Agave」で品質を確認し、熟成カテゴリで味の方向性を選び、NOM番号で蒸溜所を知る。
次にテキーラを手に取るとき、ぜひラベルをじっくり見てみてください。今まで何気なく選んでいたテキーラが、まったく違って見えるはずです。
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