「テキーラの原料ってサボテンでしょ?」——飲み会でこんな話、聞いたことありませんか?
実はこれ、多くの人が信じている"テキーラあるある"な誤解です。テキーラの原料はサボテンではなく「ブルーアガベ」という植物。この記事では、テキーラの原料にまつわる誤解を解きながら、アガベとは何か、100%アガベとミクストの違いまで解説します。
テキーラの原料は「ブルーアガベ」
テキーラの原料はブルーアガベ(アガベアスール)。日本語では「リュウゼツラン」とも呼ばれます。
メキシコの大地にトゲトゲした姿で生えているのでサボテンと思われがちですが、分類上はアロエやアスパラガスの仲間。サボテンとはまったくの別物です。
ブルーアガベは植えてから収穫まで6〜8年かかり、しかも一生に一度しか収穫できない。使うのは株の中心の「ピニャ」という球茎部分で、大きいもので40〜90kg。このピニャの糖分を蒸して搾り、発酵・蒸溜してテキーラが生まれます。
収穫は「ヒマドール」と呼ばれる職人の手作業。テキーラづくりは畑の段階から職人の世界です。

「テキーラ」を名乗る条件——51%ルールと100%アガベ
メキシコの法律では、ブルーアガベを51%以上使用しなければテキーラとは認められません。
ここで大事なのが51%と100%の違いです。
ミクストテキーラ(51%以上):残り最大49%にサトウキビやトウモロコシ由来の糖分が使われることがある。大量生産向きで安価だが、風味が単調になりがちで翌日にも残りやすいという声も(※個人差あり)。
100%アガベテキーラ:ブルーアガベだけで造られたテキーラ。ボトルの「100% de Agave」表記が目印。アガベ本来の甘みやハーブのような香りが豊かで、「プレミアムテキーラ」とも呼ばれます。
「テキーラ=悪酔い」「罰ゲームの酒」というイメージは、ミクストテキーラでの体験から来ていることが多いです。100%アガベのプレミアムテキーラを飲めば、テキーラに対するイメージが一杯で変わるはずです。
テキーラ選びのワンポイント
次にテキーラを手に取るとき、ラベルの「100% de Agave」をチェックしてみてください。それだけで体験がまったく変わります。
100%アガベのプレミアムテキーラはストレートやロックでゆっくり味わうのがおすすめ。ウイスキーのように香りの変化を楽しめるお酒です。もっとカジュアルに楽しみたいなら、ソーダ割りもぜひ試してみてください。
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