テキーラをコーラで割る。
日本ではあまり馴染みのない飲み方かもしれませんが、メキシコには「バタンガ(Batanga)」と呼ばれるカクテルがあります。
材料はテキーラ、コーラ、ライム、塩。特別なシロップやカクテルシェイカーは必要ありません。
「テキーラ=ショットで一気に飲む」というイメージを持っている人にとっては意外かもしれませんが、バタンガは自宅でも簡単に作れるテキーラカクテルです。
今回は、バタンガとはどんなカクテルなのか、発祥とされるメキシコの名店La Capilla(ラ・カピージャ)の歴史から、自宅での作り方まで紹介します。
バタンガとは?テキーラをコーラで割るカクテル
バタンガは、主に次の4つの材料から作られます。
- テキーラ
- コーラ
- ライム
- 塩
簡単にいえば、テキーラのコーラ割りにライムと塩を加えたカクテルです。
コーラの甘さだけで終わらず、ライムの酸味と塩味が加わるのがポイント。
甘さ・酸味・塩味と、テキーラのアガベ由来の風味が一杯の中で組み合わさります。
バタンガ発祥の店「La Capilla」とドン・ハビエル
バタンガ発祥の地として知られているのが、メキシコ・ハリスコ州のテキーラという街にある老舗バー、La Capilla(ラ・カピージャ)です。
生み出したのは、同店のオーナー兼バーテンダーだったDon Javier Delgado Corona(ドン・ハビエル・デルガド・コロナ)。
バタンガは1960年代初頭にドン・ハビエルによって生み出されたカクテルとして知られています。
La Capillaは「The Chapel=礼拝堂」を意味する名前を持つ小さなバー。
ドン・ハビエルは長年この店のカウンターに立ち、テキーラ文化を象徴するバーテンダーの一人として知られるようになりました。
ちなみに、メキシコを代表するもう一つのテキーラカクテル「パロマ」もドン・ハビエルが考案したという説があります。
ただし、パロマの正確な発祥には諸説あります。
バタンガの作り方|テキーラ・コーラ・ライム・塩だけ
バタンガは、自宅でも簡単に作れます。
材料の目安
- ブランコテキーラ:45〜60ml
- コーラ:90〜120ml程度
- ライム果汁:10〜15ml程度
- 塩:適量
- 氷:適量
作り方はシンプルです。
① グラスの縁をライムで濡らし、塩をつける
② グラスに氷を入れる
③ ライムを搾る
④ テキーラを注ぐ
⑤ コーラで満たして、軽く混ぜる
これだけで完成です。
テキーラ・ライム・コーラの量にはさまざまなレシピがあるため、好みに合わせて調整して問題ありません。
コーラの甘さが強いと感じる場合はライムを増やすなど、自分好みのバランスを探すのもバタンガの楽しみ方です。

なぜバタンガは「包丁」で混ぜる?
バタンガには、材料以上に有名な特徴があります。
それが、包丁でカクテルをかき混ぜること。
ドン・ハビエルは、ライムを切るために使ったナイフをそのままグラスに入れ、バタンガをステアしていたことで知られています。
この独特な作り方は、現在でもバタンガを象徴するスタイルとして語り継がれています。
ライムを切ったナイフに残った果汁や風味も一杯に加わる、La Capillaならではの作り方です。
もちろん、自宅で再現するときに無理に包丁を使う必要はありません。通常のバースプーンやマドラーで十分です。
「ライムを切った包丁で混ぜる」という背景まで知っておくと、バタンガというカクテルがより面白く感じられます。
バタンガにはどんなテキーラがおすすめ?
バタンガを作るなら、まず合わせやすいのがブランコテキーラです。
ブランコは基本的に樽熟成を行わない、または熟成期間が短いカテゴリーで、熟成による樽香よりもアガベ由来の風味を感じやすいのが特徴です。
コーラには強い甘さと風味があります。
そこに熟成感のあるテキーラを合わせる方法もありますが、ライムや塩との爽やかなバランスを楽しむなら、ブランコは相性のいい選択肢です。
また、テキーラそのもののアガベの風味を楽しみたい場合は、ラベルに「100% de Agave」などと記載された100%アガベのテキーラから選ぶ方法もあります。
DOS LOCOS Blancoも、メキシコ・ハリスコ州アマティタンで造られる100%ブルーアガベのブランコテキーラです。
トラピチェによる搾汁に加え、最後の仕上げに木槌を使った伝統技法「カノア・イ・マソ」を取り入れています。
バタンガのほか、ソーダ割りなどのシンプルなカクテルにも使いやすい一本です。
👉 バタンガにも合わせやすいDOS LOCOS Blancoを見る

バタンガは家でも作りやすいテキーラカクテル
マルガリータを自宅で本格的に作ろうと思うと、リキュールやシェイカーなどを用意したくなるかもしれません。
一方、バタンガに必要なのは基本的にテキーラ、コーラ、ライム、塩。
スーパーやコンビニでも揃えやすい材料です。
テキーラをコーラだけで割っても楽しめますが、そこにライムと塩を加えることで味の印象が変わります。
「テキーラはショットで飲むもの」と思っていた人ほど、こうしたカクテルを知るとテキーラの楽しみ方が広がるかもしれません。
バタンガ以外にも、テキーラはソーダ、ジンジャーエール、オレンジジュースなど、さまざまな割り材と組み合わせられます。
テキーラは、一気飲みするためだけのお酒ではありません。
DOS LOCOS Blanco|バタンガやソーダ割りにも使えるブランコテキーラ
DOS LOCOS Blancoは、メキシコ・ハリスコ州アマティタンにある家族経営の蒸溜所で造られる100%ブルーアガベのテキーラです。
トラピチェによる搾汁だけで終わらせず、伝統技法「カノア・イ・マソ」による木槌の手搾りを仕上げに取り入れています。
ストレートだけでなく、バタンガのようなシンプルなカクテルやソーダ割りでテキーラを楽しみたい場合にも選択肢となるブランコです。
テキーラで一体感を生み出そう。一体感テキーラ。
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