蒸留酒と醸造酒の違い、わかりますか?
ワインはどっち?→醸造酒。ビールは?→醸造酒。ウイスキーは?→蒸留酒。テキーラは?→蒸留酒。
この2つの違いを理解すると、テキーラの特徴がもっとクリアに見えてきます。
醸造酒——発酵させて「そのまま」のお酒
醸造酒は、原料を発酵させてそのまま造るお酒。代表はビール、ワイン、日本酒。英語では醸造所を「Brewery(ブルワリー)」と呼びます。
穀物やブドウの糖分を酵母が分解してアルコールを生み出す。この発酵した液体をそのまま製品にしたものが醸造酒です。原料の風味がそのまま残るのが特徴ですが、糖質も残るため、ビール350mlで約10g、ワイン1杯で約1.5〜2gの糖質が含まれます。
蒸留酒——醸造酒をさらに「蒸留」したお酒
蒸留酒は、醸造酒をさらに加熱・蒸留してアルコールを濃縮したお酒。代表はウイスキー、ジン、ウォッカ、テキーラ。英語では蒸留所を「Distillery(ディスティラリー)」と呼びます。
アルコールは水より沸点が低い(約78℃ vs 100℃)ため、加熱するとアルコールが先に蒸発。この蒸気を集めて冷やせば、高濃度のアルコールが取り出せます。蒸留の過程で糖質はほぼゼロに。テキーラもウイスキーも糖質ゼロです。
ただしアルコール由来のカロリーはあるので、飲みすぎには注意。
テキーラは「蒸留酒なのに原料の個性が強い」
蒸留酒は一般的に、蒸留を重ねるほど原料の風味が薄れます。ウォッカやジンが蒸留を何度も重ねてニュートラルにするのはそのため。
ところがテキーラは蒸留酒でありながら、アガベの甘みや香りが非常に強く残るお酒です。法律で定められた2回の蒸留で、雑味を除去しつつアガベの個性を最大限に残す。この「蒸留酒なのに素材の味がする」点が、テキーラの面白さです。
醸造酒と蒸留酒の比較表
| 項目 | 醸造酒 | 蒸留酒 |
|---|---|---|
| 代表 | ビール、ワイン、日本酒 | ウイスキー、テキーラ、ジン |
| 造り方 | 発酵のみ | 発酵+蒸留 |
| 度数 | 5〜17%程度 | 35〜55%程度 |
| 糖質 | あり | ほぼゼロ |
| 英語 | Brewery | Distillery |
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