「アメリカといえばウイスキーの国」——バーボンやテネシーウイスキーのイメージからそう思っている方は多いのではないでしょうか。
ところが今、アメリカのお酒事情は大きく変わりつつあります。ウイスキーよりもテキーラが主流になりつつあるんです。
テキーラがアメリカのスピリッツ市場でシェア1位に
アメリカ大手メディアのForbesによると、アメリカのスピリッツ市場ではテキーラがこの10年で急成長し、ワインやウイスキーを抑えて売上金額ベースでシェア1位に。
かつてはパーティーのショットドリンクだったテキーラが、プレミアムスピリッツとして高級ウイスキーと肩を並べる存在になっています。
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なぜウイスキーではなくテキーラなのか?3つの理由
① 「重厚」から「軽やか」へのシフト
ウイスキーは長期熟成が前提のお酒。樽香が強く、じっくり飲む"重たい酒"という性格があります。
一方テキーラは、アガベ由来のフレッシュさとキレが魅力。特にブランコは熟成なしで軽快な飲み口です。何杯でも楽しめる軽やかさが、「重たいお酒をじっくり」より「軽いお酒をカジュアルに」というアメリカの消費者心理にハマりました。
② 「クリーンな酒」としてのイメージ
実際のところ、製品としてはウイスキーもテキーラも糖分ゼロのシンプルな原料のお酒。事実は同じです。
ただ、テキーラは「植物由来」「100%アガベ」「無添加」といったマーケティングのストーリーが消費者に響き、よりクリーンでヘルシーなお酒として認識されるようになりました。健康志向の高まりとも重なり、この「クリーンなイメージ」がテキーラ人気を後押ししています。
③ 飲み方が時代にフィットしていた
ウイスキーの飲み方はストレートやロックが中心。一方テキーラは、マルガリータ、パローマ、ソーダ割りなどカクテルの主役として圧倒的に汎用性が高いお酒です。
家でも外でも、食事中でもパーティーでも、シーンを選ばず楽しめる。この飲まれ方の幅広さが、テキーラがウイスキーを上回る大きな要因になりました。
日本でも「テキーラハイボール」の時代が来る?
アメリカで起きたこの流れは、日本にも波及する可能性があります。ウイスキーのハイボールが日本の居酒屋文化を変えたように、テキーラのソーダ割り=テキーラハイボールが新しい定番になる日が来るかもしれません。
アガベの爽やかな香りと炭酸のキレは和食との相性も良く、日本の食卓にも自然にフィットするはずです。
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