トマトのような赤い色から「吸血鬼(ヴァンピーロ)」と名付けられた、メキシコ生まれのテキーラカクテルがあります。トマトジュースとオレンジジュースをベースにした酸味のあるソースを、テキーラとグレープフルーツソーダに合わせて作る一杯です。
この記事では、ヴァンピーロとは何か、名前と発祥の背景、日本の家庭でも用意しやすい材料での作り方をまとめます。
ヴァンピーロとは?赤い色が名前の由来のメキシコのカクテル
ヴァンピーロ(Vampiro)は、テキーラ、サングリータ、グレープフルーツソーダを合わせるメキシコのカクテルです。バンピーロと表記されることもあります。
サングリータは、オレンジジュースやトマトジュース、唐辛子、ライム、塩などを合わせた、酸味と辛みのあるメキシコのドリンクです。本来はテキーラのチェイサーとして出されますが、ヴァンピーロではこれをカクテルの材料として使います。そのため色は赤く、トマトの旨みとほのかな辛さが加わった、甘すぎない味わいになります。
ヴァンピーロの発祥は?袋で飲むスタイルも
発祥は、メキシコ・チャパラ湖の南岸にある町、サン・ルイス・ソヤトランとされています。露店を営むオスカー・エルナンデス氏が、暑さをしのぐために自分用に作ったのが始まりだと語っています。
客に「それは何か」と聞かれるようになり、血を飲んでいるように見える色から「吸血鬼(ヴァンピーロ)」と名付けたそうです。現地では、こぼれにくく価格も抑えられることから、透明なビニール袋にストローを挿して出すスタイルが定着しました。
家で作る場合は、グラスで十分楽しめます。
ヴァンピーロの材料(1杯分)
家で作りやすいよう、手に入りやすい材料でアレンジした目安です。本場ではサングリータを自家製したり、市販のミキサーを使ったりします。
- テキーラ(ブランコ)…60ml
- トマトジュース…30ml
- オレンジジュース…30ml
- ライム果汁…小さじ1
- タバスコ…2〜3滴
- 塩…ひとつまみ
- グレープフルーツ味の炭酸飲料…60〜90ml
- 氷…適量
トマトジュースは、無塩のものを選ぶと塩の量を調整しやすくなります。炭酸飲料は、本場ではグレープフルーツソーダの「スクワート」がよく使われます。日本では手に入りにくいため、グレープフルーツ味の炭酸で代用できます。

ヴァンピーロの作り方
- トマトジュース、オレンジジュース、ライム果汁、タバスコ、塩を混ぜる(これが簡易版のサングリータです)
- グラスに氷を入れ、テキーラと1を注ぐ
- グレープフルーツ味の炭酸を静かに注ぎ、軽く混ぜて完成
炭酸が抜けないよう、混ぜるのは最小限にします。味が濃いと感じたら、炭酸の量を増やして調整してください。
おいしく作るコツ
サングリータは先に作って冷やしておく
材料をあらかじめ混ぜて冷蔵庫で冷やしておくと、味がなじみます。人数分をまとめて作っておけば、注ぐだけで仕上がります。
テキーラはクセの少ないブランコが合わせやすい
トマトや柑橘の味がしっかりあるので、樽の香りが強いタイプよりも、アガベ由来の風味がすっきり出るブランコのほうが全体がまとまります。100%ブルーアガベで造られるDOS LOCOS Blancoのようなブランコは、ソーダ割りやカクテルにも合わせやすい一本です。
辛さと塩気は少しずつ足す
タバスコと塩は、味を見ながら加えます。入れすぎると炭酸で割っても戻せないため、控えめに始めるのがおすすめです。
まとめ
ヴァンピーロは、テキーラ、サングリータ、グレープフルーツソーダを合わせる、メキシコ生まれのカクテル。トマトとオレンジの旨みに炭酸が加わり、甘すぎない仕上がりになります。
材料は家庭にあるものと、グレープフルーツ味の炭酸があれば揃います。いつものテキーラソーダに飽きたときの、もうひとつの選択肢としてどうぞ。
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