「メスカルって聞いたことあるけど、テキーラと何が違うの?」——最近バーやSNSで見かけることが増えたメスカル。テキーラの仲間ではありますが、実はけっこう違うお酒なんです。
この記事では、テキーラとメスカルの違いをわかりやすく整理します。
そもそもテキーラとメスカルの関係
まず大前提として、テキーラはメスカルの一種です。「メスカル」はアガベを原料とする蒸溜酒の総称で、その中でもブルーアガベを使い、特定の地域・製法で造られたものだけが「テキーラ」を名乗れます。
つまり、すべてのテキーラはメスカルだけど、すべてのメスカルがテキーラではない、という関係です。スパークリングワインとシャンパンの関係に近い考え方ですね。
最大の違いは「作り方」
テキーラとメスカルの一番大きな違いは、アガベの加熱方法です。
テキーラはオーブンや蒸気釜でアガベを蒸すのが基本。クリーンで爽やかな味わいに仕上がり、ブランコならシャープでスッキリ、熟成すればバニラやキャラメルの香りが加わります。
一方メスカルは、地面に掘った石窯でアガベを蒸し焼きにします。土と石の中で燻されることで、独特のスモーキーな香りが生まれるのが最大の特徴。味わいも野性的で力強く、このクセにハマる人が世界中で増えています。

使えるアガベの種類がまったく違う
テキーラに使えるアガベはブルーアガベ1種類だけ。原料が統一されているからこそ、ブランドごとの蒸溜技術や熟成の違いで味が分かれます。
メスカルは30種類以上のアガベが使用可能。エスパディン、トバラ、テペスターテなど、品種ごとにまったく異なる風味を持っています。野生のアガベを使ったものもあり、同じ「メスカル」でも一本一本の味の幅がとんでもなく広いのが魅力です。
メスカルにも原産地呼称がある
テキーラがメキシコ5州だけで生産が認められているように、メスカルも原産地呼称で保護されたお酒です。生産が認められているのは9つの州で、中でもオアハカ州が最大の産地として知られています。
地域も製法も厳格に守られた本格派のスピリッツ。小規模な家族経営の蒸溜所が多く、クラフト感の強さがメスカルの大きな魅力でもあります。
世界で人気急上昇中
メスカルはここ数年、世界的に人気が急上昇中。クラフトスピリッツへの関心とともに、スモーキーで個性的な味わいがバーテンダーやお酒好きの間で注目されています。
テキーラが好きなら、メスカルにも一度手を伸ばしてみる価値あり。両方を知ることで、アガベスピリッツの世界がぐっと広がります。
テキーラで一体感を生み出そう。一体感テキーラ。