意外と知らないテキーラの秘密 Part43|サントリーがテキーラに本気を出した理由

テキーラ サントリー トレスジェネレーション

2026年4月、サントリーが本格的なテキーラを日本で発売しました。その名も「トレスジェネラシオネス(Tres Generaciones)」。

日本のウイスキー・ビール業界の巨人がテキーラ市場に本格参入——これだけでもニュースですが、実はサントリーとテキーラの関係は今に始まった話ではありません。


サントリーは10年以上前からテキーラの蒸溜所を持っていた

2014年、サントリーは約1兆6,500億円を投じてアメリカのビーム社を買収しました。ジムビームやメーカーズマークなど世界的なウイスキーブランドを手に入れた大型買収として話題になりましたが、このとき一緒についてきたブランドがあります。

それが、1873年創業のテキーラブランド「サウザ(Sauza)」です。

サウザはテキーラの歴史において極めて重要な蒸溜所。「テキーラ」という名前をラベルに初めて記し、テキーラのアメリカ輸出を最初に手がけた、まさにテキーラの歴史を切り開いたブランドです。

つまりサントリーは、2014年の時点ですでにテキーラの蒸溜所を所有していた。10年以上の準備期間があったのです。


トレスジェネラシオネスとは

今回日本で発売されたトレスジェネラシオネスは、そのサウザの蒸溜所で造られているプレミアムテキーラ。ブランド名は「3つの世代」を意味し、サウザ家3代にわたる技術を受け継ぐ上位ブランドです。日本のテキーラ市場が「プレミアムを受け入れる段階」に到達したと判断したタイミングでの投入でしょう。


なぜ「今」なのか

サントリーが10年温めていたテキーラを今発売した背景には、市場の数字があります。

世界のテキーラ市場は2019年から2024年にかけて約4割拡大。日本でもテキーラ輸入量が前年比22%増、日経トレンディの2025年ヒット予測にランクインするなど市場の成熟が顕著に。20〜40代を中心に食中酒として定着しつつあるデータもあり、プレミアムテキーラが売れる土壌が整ったのです。


サントリーの参入が意味すること

サントリーといえば、ハイボール戦略でウイスキーのイメージを一変させた会社。その同じ会社がテキーラに本気を出したということは、テキーラでも同じ変革が起きる可能性を示しています。全国的な営業力と流通網がテキーラに向けられれば、市場は一気に拡大するかもしれません。Part34で書いた「テキーラのハイボール革命」が、いよいよ現実味を帯びてきました。


まとめ

サントリーのテキーラ参入は突然ではなく、10年以上前からの布石。世界市場の拡大と日本の消費者意識の変化が重なった今、満を持しての投入です。

ショットで飲むお酒から、味わって選ぶお酒へ。テキーラはそのステージに来ています。

テキーラで一体感を生み出そう。一体感テキーラ。


👉 大手が本気を出す前から、本物のテキーラを届けてきました DOS LOCOS ブランコ&クリスタリーノ 2本セットはこちら